焼かずともおいしい“生”食パン。
このフレーズで国民の人気を集めた乃が美(のがみ)。
乃が美は食パンブームの火付け役となり、その店舗数は一時240店舗以上にまで達しました。
そんな乃が美が今9割以上の店舗で赤字経営となり、閉店ラッシュが起こっていると話題になっています。
今回は乃が美の閉店の原因(理由)や高いロイヤリティ料についてわかりやすく解説していきたいと思います。
【概要】高級食パン”乃が美” 閉店ラッシュの背景とは?
まず前提の共有として、乃が美閉店ラッシュに関する概要を振り返ってみましょう。
乃が美 2013年創業 食パンブームを巻き起こす!
2013年10月2日、高級食パン専門店”乃が美”は大阪府上本町に創業。
卵を一切使わず、カナダ産100%の小麦を使用し「トーストしなくても耳まで口溶けが良い」という食感が人気を集めました。
乃が美の”乃”は「すなわち」「まさしく」の意味があり、”美”は「おいしい」「感動」を意味しているようです。
2018年には店舗数は100店を超え、売上は100億円を超えました。
創業6年8ヶ月で、全国47都道府県制覇、173店舗の出店を達成。
いっときは全国で約230店舗にも店舗数が増えました。
この大半はフランチャイズ店です。
乃が美”食パンブーム”で数多くの功績を残す
創業から乃が美の人気は高く、多くの方に慕われる味となりました。
結果乃が美は、数多くの功績を残しています。
Yahoo!検索大賞3年連続受賞は初の快挙!
しかし、2019年頃から乃が美の売上に「陰り」が見え始めます。
食パンブームの低迷、コロナ蔓延が影響
乃が美の人気に陰りが見え始めたのは2019年の事でした。
2019年に乃が美は一部上場を目指し、全国出店を加速させます。
しかし、食パンブームが低迷したところにコロナが蔓延し、売り上げが大幅に落ち込みました。
乃が美の直営店舗はわずか18店舗のみで、主に本部の経営を支えるのは“はなれ”と呼ばれるFC店でした。
この影響をモロに受けたのがFC店オーナーたちだったんです。
経営悪化は全国の店舗で続き、期間満了をもって契約を終了、結果閉店という流れが相次ぎました。
現在もその流れは続いているようです。
乃が美が閉店している理由は?ロイヤリティ料とは?
では乃が美が閉店している大きな理由は何だったのでしょうか?
理由としては以下の点が挙げられます。
コロナの影響に関しては、各業界同じ様に受けているかと思われます。
乃が美に関してはそれらに加え、ロイヤリティ料の高さも閉店ラッシュにかなり影響していると言われています。
前述した通り、乃が美は店舗の半分がフランチャイズ店です。
フランチャイズ店舗は本部に対し、売上から一定の割合の「ロイヤリティ料」、つまりはノウハウを教えてくれた本部に指導料を支払うという決まりがあるんです。
このロイヤリティ料が乃が美は高かったようです。
調べたところ、店舗のオーナーさんは過去に本部に「ロイヤリティ料を引き下げてほしい」と申し出ているようです。
ですが、本部側はそれに応じず、各店舗で経営が悪化。
結果、閉店ラッシュの要因の一つとなりました。
乃が美が出店していない都道府県は?
ではここで、現時点(2024年1月15日)時点で乃が美が出店していない都道府県を調査しました。
結果乃が美が出店していない都道府県は、以下の16県でした↓
全盛期よりかなり減ってしまったようですね。。。
ここからの巻き返しや如何に!
まとめ
今回は高級食パン専門店”乃が美”が閉店が相次いでいる理由について調査しました。
結論、乃が美はロイヤリティ料が高いこと、コロナの影響、食パンブームの低迷などが理由であるとわかりました。
また現在乃が美が出店してない県は16県もあるということがわかりましたね。
今後の乃が美の動向を引き続き注目したいと思います!
以上、今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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